採用時の面接時にしっかりと掘り下げて情報を採ったつもりでも、あとから、なぜあれを聞かなかったのか、という内容が出てきます。面接時の情報収集の抜け漏れをなくすにはどのようなことを意識すればよいでしょうか。
面接前に、何を確認すべきか、確認するにはどのような質問をしてエビデンスを引き出すかを準備しておくことです。また確認すべき事項(能力)が多すぎても未消化で終わってしまいます。通常は3項目、多くて5項目でしょう。二次面接以降の面接では、その前の面接評価者のコメントが資料として引き継がれることがありますが、その内容に引きずられると同じような質問を繰り返したり、新たな視点での質問をし忘れるということにもなりかねません。前の面接者も、確認できたことだけではなく次の面接でしっかりと確認してほしい項目を申し送り事項として伝えて下さい。そうすれば短い時間を有効に活用できます。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長