コラム

続・人事部長からの質問

2021/04/01Q.3117

対面ではうまく伝えられていたのに、オンラインではうまくいかないことが多い。対面とオンラインで説明力に差が生じるのはなぜですか。説明力の開発方法についてアドバイスをください。

メラビアンの法則が参考になります。
メラビアンの法則とは、コミュニケーションにおける話し手の行動がどのように受け手に影響を与えるかについてのモデルです。受け手に対して、言語情報(話す内容)は7%、聴覚情報(声、話し方など)は38%、視覚情報(人、態度、姿勢、振る舞いなど)は55%の影響を与えているというものです。

対面でのコミュニケーションでは、相手の表情の変化や全身の動き視覚的にとらえることができ、声の出し方の微妙な変化を聞き取ることができます。オンラインでは、画面に映る部分だけしかとらえることはできず、圧縮されたスピーカーから出る音声は、微妙な音を切り捨て、調整された一定の音量しか聞こえません。

受け手に大きな影響を与えている視覚情報と聴覚情報の大部分はオンラインによって切り捨てられてしまうのです。これがオンラインではうまく伝えることができない理由です。

オンラインにおける説明力を強化するためのポイントは以下の通りです。

  • 言いたいことを明確にする。
  • シンプルに表現する。
  • わかりやすい資料を事前に送っておき、説明の際に画面共有する。
  • 本題に入る前のアイスブレイクを入念に。
  • 自分の服装、髪型、画角、照明、背景を調整する。余計なことに意識をさせないように。
  • 話すときにはカメラ目線。

以上です。

清田 茂

このコラムの担当者

清田 茂

日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員

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