面接の回数を減らす、選考手法を変えるなど、採用フローを変える際に注意することは何ですか?
まずは質と量をどうするか、次に応募者、自社、競合他社の環境を考えてください。
例えば面接の回数から考えます。
同じ時間、マンパワーだとすると面接する人数を増やせば時間は減ることになります。
量が増えて質が下がります。
面接回数が増えれば移動時間なども考えると応募者や自社の負荷が増えます。競合目線から言えば辞退が増えます。その面接の間に他社の内定が出るかもしれないからです。
選考手法を変える場合、採用フローを変える場合それぞれ上記の観点から検討してみてください。
応募者の目線では他社との比較や入社意欲の増減などを表にまとめておくとわかりやすいと思います。
ただし、どのように変えたとしても大筋は決まっており
序盤は基準による序列化(デジタル)→中盤はその仮説の精査(デジタル+アナログ)→終盤は好き嫌い(アナログ)
という点は変わりません。これが曖昧な選考では選考自体が運任せになっていると思います。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役