ジョブ型雇用であったりDX人材というキーワードが落ち着いてきたように感じますが、各社当該採用への力の入れようは未だ根強いものでしょうか。
本当にジョブ型雇用やDX人材というキーワードが定着してきたのでしょうか。根付いてきたのでしょうか。
個人的には疑問です。まだまだ定義自体があいまいですし、上からの声で、コンサルタントに言われたのでといったかたちでの導入というケースが多いのではないでしょうか。
人事制度の見直しを脇においておいて従来の職種別採用に近いかたちをジョブ型雇用といったり、IT機器の導入そのものが主目的のDX推進や単にシステムエンジニアをDX人材と呼ぶといったものもまだまだ見受けられます。
ジョブディスクリプション(職務記述書)やDX人材の人材要件の内容も様々です。
確かにこれまでも試行を重ね、具体的な施策としてこうした観点での採用に力を入れ始めた企業が出てきていますが、時流にのったとばかりに形に拘って採用しても失敗するのではないかと思います。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長