コラム

続・人事部長からの質問

2023/02/24Q.3575

若手社員のときに苦労したエピソードがあれば教えてください。

いつまでを若手社員時代というのかは別にして、苦労ばかりでしたね。

入社後の2年間は採用広報媒体の営業でしたが、3年目に突然異動に。しかも新規事業開発室という名前のまだ何をビジネスにするかも決まっていない部署で上司と私だけ。
外部から持ち込まれた企画をもとに市場リサーチをして事業の可能性を検討せよというミッション。当時でいう「レーザーディスクなどのニューメディアを活用した医者向け自己研修プログラム」というそれまでの営業経験がまるで生きないところに放り出されたのでした。

関連の書物や雑誌をみながら医者を回りニーズの聞き取りをしましたが、数か月後にはどうも商売になりそうもないという結論に。そうなると飯の種がなく、仕事もなくどうなるものやらと考えていたところ、新たに外から来た上司と今度は、「将棋メディア」の立ち上げ事業に関わることに。麻雀、囲碁どころか将棋もほとんど初心者なのに将棋連盟や将棋支部、将棋道場といった棋界の重鎮と会い、販売網作りに全国の新聞店舗回りをしさらに営業・編集スタッフ編成や販売システム構築など次から次と怒涛の創刊準備活動。何とか半年後には、無事創刊できました。いま思うと奇跡に近いです。

私は、末端のひとりでしかなかったですが、ものごとをやり遂げるという熱意と強い意志があれば何とかなるということを学んだ1年でした。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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