オンラインでも対面でも面接の評価は変わらないという人と変わるという人がいます。当社ではオンライン面接の評価が低めになる傾向にあり、調整すべきか悩んでいます。対策などがあれば教えてください。
実際は評価が変わってしまうケースが多いです。オンラインと対面では得られる情報量が異なります。対面のほうが圧倒的に多くの情報が得られます。対面で多く得られる情報は非言語情報です。目線や表情、手足や体の動き、立ち振る舞いなどその人の内面を知るための情報がオンライン面接では十分に得ることができません。加えてオンライン面接で発生する若干の時間差がコミュニケーションスキルの判断を鈍らせてしまいます。ぬかるみの中で100メートル走をやらせているので本当の走力がよくわからないという感じです。
オンライン面接の評価が低くなってしまう理由は、評価のための情報が不十分だからかもしれません。現実的な対策は、合格通知を出す前に対面の面接を実施することです。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員