2025/10/17Q.4230
人材の獲得難で、採用要件に合致する人材は他社に獲られてしまいます。自社の魅力整理は改めて行うつもりですが、そもそも採用要件自体も見直すべきなのでしょうか。
あまりに現実とかけ離れた採用要件だと難しいですが、母集団の中に毎年数人は該当者がいるような要件であれば、要件自体を変えるのではなく、どうすれば採用までつなげられるかを追求すべきだと考えます。
他社に獲られているということは、途中までは候補者が自社を選択肢に入れている証拠です。したがって「獲られないようにする」視点で改善することが重要です。
- 具体的には、
- 新入社員研修を実施する。競合より先に内定を出す
この段階で一定数の候補者は就活を終えるため、他社に流れるリスクを抑えられます。 - 競合より条件を良くする、または若者に響くベネフィットをつける
差は大きくなくても構いません。あくまで「競合との差」を意識することが大切です。 - 自社の魅力をどう伝えるか
たとえば、自社で活躍しているOBがいれば、それだけでも候補者にとって大きな入社動機になります。
このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役