最近自身の業務遂行スピードが落ちていると感じています。自身の変化はあまり自覚していないのですが、業務スピードに影響を及ぼすような外的要因があるとしたらどのようなものが考えられるでしょうか。
業務の進みが遅くなったと感じたとき、それが「事実」なのか「感覚」なのかをまず測定してみることをお勧めします。感覚的に遅いと感じても、実際の処理量は変わっていないケースも少なくありません。数値やログで確認することが第一歩です。
- もし本当に業務スピードが落ちているとすれば、主な原因として次の三つが考えられます。
- 睡眠不足などによる集中力の欠如
- メンタル不調による能力低下やモチベーションの低下
- タイピング・演算・段取りなど基礎的なスキルの劣化
自分自身は大きく速度が落ちた経験はありませんが、スタッフの中にはそうした傾向を見せる人を見たことがあります。印象的だったのは、「早く帰ってもやりたいことがない」という理由で、いつの間にか“ゆっくり働くこと”が習慣になってしまったケースです。
このような悪癖は、初期のうちに修正できれば大きな問題にはなりません。しかし、放置して慢性化すると、本人のパフォーマンスだけでなくチーム全体の士気や効率にも悪影響を及ぼします。
まずは測定と観察から。「感覚」ではなく「事実」で自分の働き方を見つめ直すことが、改善の第一歩です。
このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役