年功序列を望む若手が増えているとのこと。貴社はこの傾向をポジティブ/ネガティブどちらとして捉えていますか?
年功序列を望むというのは、どのような理由なのでしょうか。「年功序列」からくるイメージは、年次だけで社内の評価や処遇が決まり、実力があっても若いうちはなかなか上に上がれないというマイナスイメージですが、違ってきているということですかね。成長の速度を気にする若手には受け入れられないものでしょう。
一方で、就活中の学生でも安定志向が底堅くあるといいます。将来の見通しや安定性を重視する価値観からすると、自分が長期的に会社に居られて、安心して成長できそうな環境であるとポジティブに受け取られるということかもしれません。
個人的には、やはりネガティブイメージが強いと思いますので、社内で「年功序列」という言い方はしません。年次つまり職歴に応じて知識・経験を積み上げ、成長していっていただきたい。会社もそれに応じた期待をして、適正な役割をお願いするという姿勢ですが、チャレンジスピリットや成長のスピードを損なうリスクも当然あります。極端な成果主義や年功主義に寄らずに、若手の価値観を否定しないようにして評価していく、バランスある仕組みが大切だと考えます。
このコラムの担当者
奈良 学
代表取締役社長