大規模なプロジェクトにじっくり取り組むことは得意だが、作業スピードがものを言う類の仕事は遅い人材がいます。
処理能力を高めて更に多くの大規模プロジェクトを手掛けられるようになれば理想的だと考えているのですが、どのような指導をするのが良いのでしょうか。
全社的なプロジェクトで求められる能力は、主に計画性や対人関係能力です。
一方で作業の速さや正確さといったものは、いわば別の「アチーブメント能力」と言えるでしょう。実際には、これらは異なる能力を使うケースが多いと思います。
まずその職種に必要とされる能力を明確に設定することが重要です。どの能力が足りていて、どこが不足しているのかを整理する。そのうえで育成を行うのも良いですし、足りない部分を他のスタッフで補うという考え方もあります。
計画を立てる力とそれを継続して遂行する力は、特に身につけにくい能力だと感じています。多くの社会人は3年後や5年後を見据えて1日を過ごしているわけではなく、せいぜい1年先を意識する程度ではないでしょうか。
毎年継続性のない計画を立てて成功や失敗をレビューするだけでは「計画する」という本当のパワーを実感することが難しいと思います。計画を作っても「作って終わり」「その年で終わり」になってしまう人がほとんどでしょう。
このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役