能力はあるが意欲がない人に対して、人事やリーダーとしてどう背中を押すべきでしょうか。
自分が実施するマネジメントの研修では、周囲のスタッフはどういうときに意欲が上がり、どういうときに意欲が下がり、どうしても許せないことは何かというのを言語化して書かせるようにしています。
それを全員分書き出せるマネジャーはほとんどおらず、部下6人程度でも半分くらいしか書き出せません。まずはそこから始めるべきでしょう。このご質問自体が、マネジメント能力の一部(観察)が欠落していることによるものだと思われるからです。
またこれは持論ですが、能力がある人は意欲の大小にかかわらず一定以上の成果を出します。
他人より低い評価は許せませんし、成果を出せない惨めな状況は矜持が許せません。それゆえに高い能力を維持しているのです。
もう一つ付け加えるなら、能力の高い人が最もやる気をなくすケースは、無能な上司の下で働くことです。ここで無理にモチベーションを引き上げようとすると、かえって摩擦や反発を生むので注意が必要です。
このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役