コラム

続・人事部長からの質問

2026/06/19Q.4390

近頃生成AIがかなり生活になじんできているかと思うのですが、色々とAIに投げかけているため思考力が落ちてきてしまっている気もします。AIに頼る範囲と自分で考える範囲は区別されていますか?

その考えは当然です。
人は便利な道具を使うと一部の能力が劣化します。

  • 電卓の普及で暗算力が落ちる
  • ワープロやPCの普及で漢字が書けなくなる
  • カーナビの普及で地図読みができなくなる
  • 携帯電話の普及で電話番号を覚えなくなる

これらは誰しも思い当たるでしょう。
例えばアイデア出しをAIで行えば、当然その能力は確実に劣化します。
文字校正をすべてAIに任せてしまえば、誤植だらけの文章を作るようになるでしょう。
さらにAIを信じすぎて結果を検証しなくなるかもしれません。

AIに自分の考えを代行させるようなことを繰り返す人は要注意だと自分は考えています。いずれその人の価値は無くなります。AIの普及によって、自分で深く考え本質を捉えた仮説を立てられる人の価値は高まり、それができない人の価値は下がるとみています。
自分が思考をAIに委ねる時(システム開発関連は別です)は、AIに自分の考えを反論させて練り直すケースです。AIごときに簡単に反論されるようなものは実用に耐えられません。AIに使われている人はそんな利用方法はせず、アウトプットを喜んで受け入れているだけだと思います。

三條 正樹

このコラムの担当者

三條 正樹

日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役

当社創業期からの中核メンバー。外部ベンダーのエンジニア兼営業として携わっていた1997年、創業者の清水佑三に手腕を評価され参画。黎明期より営業と技術の両面から事業基盤を構築し、2001年に取締役に就任した。 現在の適性検査市場で標準となっ... 続きを読む

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