この仕事に適性はないなと思いながらすでに数年経ちました。
先輩の社員を見てもおそらくそこまで適しているとは言えない仕事を長く続けているように見えます。
仕事や環境に不満はないのですが3年後、5年後に今の会社でなりたい姿が見えないこともありどうしてもモチベーションの維持が難しく転職も考えますが、そもそもやりたいことが明確になっていません。
今後どうすればよいかアドバイスをいただけないでしょうか。
適性がないとお悩みながらも数年お仕事をこなしていらっしゃるのですから、まわりからの評価は決して悪くないのではないでしょうか。先輩社員が適していると感じているかはそのご本人しかわからないことですから、実は納得して仕事を長く続けているかもしれませんよ。
確かに適性がない仕事を続けていると、成長実感が薄れモチベーションの維持も難しくなります。でも「不満がない」ともお書きです。こうした考えができるうちは大丈夫です。冷静に考えられているということですから。「やりたいことが明確になっていない」から「なりたい姿が見えない」とお感じのようですが、仕事や環境に不満がない状況のなかで、あえて変えるような必然性を感じていないので「別の自分の姿を想像することが少ない」つまり、これから「仕事を通じてやりたいことが見えてくる」可能性があるというようにも考えられませんか。
この機会に一度立ち止まって考えたいというのであれば、まずは「この仕事に適性がない」と感じる理由をもう少し、細かく言語化してみると良いかもしれません。どんな点が合わないのかですね。これが明確になれば、ではどんな仕事であれば合うのかが見えてくるはずです。次に新たな仕事についての具体的な条件です。どんな働き方をしたいのか、自分のスキルをどこまで生かしたいのか、どのような人と働きたいのか、収入はどうかなどキャリアの方向性を決めるうえで大切な事項です。
適性がないなと感じているとしても、自分は迷ってしまってわからなくなっていると後ろ向きに考えないようにしましょう。この感じは、次の可能性につながる良いチャンスかもしれないなと考えましょう。やってみなければわかりませんから。
このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長