海外事業を広げており、現地へ派遣する人を社内から選抜する必要があります。現在は経験と上司の評価で太鼓判を押された人を派遣していますが、タレントパイプラインが構築できていません。何から着手するのが良いのでしょうか。
海外赴任ポストごとのタレントプールを作ります。海外赴任者の役割は多様です。立ち上げ期のトップと成熟期の専門家では求められるものがまるで違います。赴任先での役割、従事する職務から人材要件を定義します。
次に海外赴任の成否に健康や帯同家族が関係していることを忘れてはいけません。能力や経験と無関係なこれらの要素にも気を配る必要があります。
加えて、もう一つ大切なことがあります。帰任後のキャリアを設計しておくことです。同じ人たちが何度も海外赴任を続けている企業があります。この原因の一つに帰任後の適切なポストがないことが挙げられます。このような光景は時として、人材の海外赴任離れを引き起こすかもしれません。
海外赴任者に共通の人材要件を定義するとしたら、赴任先のコンテクストとして以下4点を考慮した要件を複数タイプ作ってください。
- 立ち上げか運営か
- 本社支援が強いか弱いか
- 対応する人は社員だけか、外部(提携先や現地当局など)も含むか
- 文化的な差が大きいか小さいか
以上です。
このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員