能力開発におけるアセスメント活用の好事例を教えてください。
OPQのフィードバックを能力開発目的で行った事例です。
このケースでは、OPQを年1回受検し、その結果を受検者本人にフィードバックしています。受検者は、オーガナイズ能力が低得点、問題解決力と創造的思考力が高得点でした。フィードバッカーがその点を指摘し、特に業務上の問題になっている点は何かと訊ねました。受検者は、確認作業が苦手なため、時間と労力がかかる割に実際にはミスを見逃してしまうことがあると言いました。フィードバッカーは、改めて強みとなる問題解決力と創造的思考力についての説明をしたうえで、業務改善の工夫についての案がないかと訊ねました。受検者は、生成AIの活用により問題解決できるかもしれないと述べました。その後、問題となる具体的なタスクをリスト化し、それらの業務を自動化するためのAI活用についてディスカッションしました。最終的にはアクションプランを本人が申告し、フィードバックセッションが終了しました。
その後、アクションプランが実行された結果、月間約20件ある確認のタスクのなかで、平均して月間3件のミスを見つけられるようになり、また確認タスクにかかる時間も約75%削減できました。
このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員