実際に面接を行ってみて、喋っている内容とその人の印象、どちらに評価の比重を置いていますか?
まずは印象評価からです。「私は人見知りせず誰とでもすぐに打ち解けるタイプです。」と話している目の前の学生が、こちらに目を合わせることも出来ず、うつむきがちに、消えそうな小さな声で話し、緊張と動揺で今にも泣き出しそうだったとしたら、喋っている内容には何の意味もありません。非言語情報は言語情報よりも大事です。
常に笑顔を崩さず、面接官から目をそらさず、背筋を伸ばし、どんな質問にもハキハキと話をする人、こちらも不自然です。面接ですから緊張もしますし、想定外の質問につまったり考えたりもします。自然体でよく考え自分の言葉で話をしていることが感じ取れたら、話している内容の評価に入ります。
コンピテンシー面接は記録が大事なことは言うまでもないですが、応募者に目もくれず離している内容をメモしてもだまされるだけです。相手をよく見て感じたこととその根拠をメモしていけば、よい面接記録ができます。
このコラムの担当者
清田 茂
執行役員
入社以来30年、HRコンサルタントとして日本の人事アセスメント界を牽引。大手を中心にコンピテンシーモデリングから選抜設計、サクセッションプラン構築まで広範なプロジェクトを完遂。特に経営層との対話を通じた次世代リーダー育成に高い実績を持つ。 2002年取締役、2020年より執行役員として直販部門を統括。最前線で「人と仕事と組織の最適化」を追求する傍ら、SHLグループのグローバル知見の国内導入も推進。