採用人数は毎年一定にすべきなのか、業績などに応じて変えるべきか、どちらがいいのでしょうか。
「毎年、会社としての決定で採用人数が増減する。選考にかけられる予算は変化しないため、採用した人材の質に差が出るような気がする。」ともお書きです。採用数を増やした時に経費の問題で選考にかける手間が薄くなり、結果として質が落ちるということでしょうか。
採用人数は、現状の業績推移と中長期計画に基づいての将来的投資を見込んでの人数想定ということになるのでしょう。採用手法、その後の育成システムの社内構築、維持などを考えても可能な限り毎年一定数の採用を継続することが望ましいと思いますが、業績が堅調でもある時期多数の定年退職者が見込まれるのであれば、その分の補充人員数を増員採用する必要も出てきます。各企業の実情によって当然異なってくるものです。
ただし、採用人数が年度ごとに差があっても質的に落とすことはできませんし、経費が一定であればなおさら工夫が必要です。現在の採用フローの見直しなどの提案もさせていただきますので当社コンサルタントにご相談下さい。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長