最近のトピックとしてミャンマーの民主化が挙げられます。この民主化に乗じてミャンマーに早々と参入を始めた企業と、まだ様子見をしている企業とがあるようです。両者の相違点はどこにあると考えていますか。
危機感だと思います。
一部業種は既にタイやベトナム、カンボジアで韓国及び中国の企業に負けておりそこで泥沼の戦いをするより急速に民主化に向かっているミャンマーに活路を見出そうとしています。日本企業の誘致も自分の知る限りそれなりに積極的ですし、現地が未開に近く、生産拠点としても優れたものになる可能性があるとなれば参入を検討するのは当然でしょう。
特に日本国内、対米・対中輸出で稼げない企業にとっては円高と相まって危機感は相当強く他社に先駆けて進出をはかるはずです。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役