人事部門の大幅な予算削減が命じられました。そのため、インターンシップ、ダイレクトリクルーティング、採用管理ツールの導入が難しい状況です。コストをかけずに、現在の体制や運用の工夫で採用の成果を維持、向上させるための知恵をお貸しください。
人事部門全体の予算削減に伴い採用チームの予算も削減されたということですね。従来のインターンシップ、ダイレクトリクルーティング、採用管理ツールを利用することが難しい状況とのこと。
ピンチがチャンス、これを機会に今までの採用の在り方を考え直しましょう。採用リストラクチャリングです。
採用チームとしては、採用人数がどうしてもスタートラインになってしまいますが、要員計画、その要員計画のもとになる組織戦略、その組織戦略のもとになる事業戦略、そして経営戦略の正確な理解からはじめましょう。全ての人事施策の根源は経営戦略にあります。
経営戦略から組織人事戦略までの理解が正しく出来たら要員計画に入りますが、ここが人事部門としての腕の見せ所です。今までの経験を捨てて、ゼロから計画を構築します。どのような能力やスキルがどの場所にどの程度必要か。そして、その能力・スキルは、本当に人でなければ発揮できないものか。人の力を取り入れる際に、採用以外の方法(外部委託、人事異動、教育など)がないか。
要員計画に基づき採用戦略を作ります。ここも採用チームの腕の見せ所です。今までの経験を捨てて、ゼロから考えます。あらゆる人をあらゆる雇用形態で採用できる可能性を検討します。職務遂行に必要なのは能力・スキルです。新卒者をフルタイムの正社員として雇用するというたった一つの方法にこだわるので、採用ビジネスの餌食になるのです。
このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員