コラム

人事コンサルタントの視点

SHL白書:Z世代のリーダー志望者は何を提供できるか?(3/3)

公開日:2021/02/08

このコーナーは、当社がライセンス契約を結んでいるSHL Group Ltd. がお客様に向けて発信している様々な情報を日本語に翻訳してご紹介するものです。主にグループHPのプレスリリースやブログなどから記事をピックアップしています。海外の人事の現場でどんなことが話題になっているのか、人材マネジメントに関して海外企業はどんな取り組みをしているのかをお伝えすることで、皆さまのお役に立てればと願っております。
前回より、Z世代(1990年代後半~2000年代生まれ)に関するSHL白書を3回に分けてご紹介しています。今回は、前回の分析結果を受けての結論と補足情報です。

目次をみる 目次を閉じる

現在のパンデミックは労働者に大きな混乱をもたらしました。柔軟な働き方が当たり前になり、失業率が上昇し、スキルの再教育や仕事の共有化、再配置などにつながっています。これは、私たちに、職場でより良い意思決定を行うために必要なことについて、根本的に再考する機会を提供しています。社会の一員であり、組織のリーダーである私たちが、どのようにZ世代を受け入れ、多様性を高めることができるかを考えなければなりません。

今回の研究から、Z世代が、戦略的思考と計画力に優れ、創造的でしっかりしたアウトプットを提供でき、アイデアを実現しようという意欲を持っていることがわかりました。一方、私たちが彼らに対してできることは次の3つです。

  • アイデアを安全に共有でき、批判は改善のためのサポートメカニズムであると見なされる風土を作ることによって、彼らのレジリエンスを高める援助をすること。
  • 実行可能な行動を伴う、目的を持った、タイムリーで建設的なフィードバックを提供することによって、挫折の克服を助けること。
  • 意味のある仕組みと意味のある組織の価値観を取り入れること。彼らから疑問を出された場合の準備も行い、一緒に進化させていくこと。

Z世代のリーダー候補者たちの特徴分析結果を3回にわたってお送りしてきました。
22卒採用選考がそろそろ具体的に始まろうとする今、ご参考になれば幸いです。

原文はこちらから入手できます(ダウンロードにはお名前や社名などの入力が必要です)。
https://www.shl.com/en/resources/the-promise-of-gen-z/
原本には参考文献も記載されています。

堀 博美

このコラムの担当者

堀 博美

日本エス・エイチ・エル株式会社

メールマガジン登録

日本エス・エイチ・エルのメールマガジンではタレントマネジメント・人材採用に関する様々な情報を発信しております。

メールマガジンに登録する

組織人事や採用の問題解決は
日本エス・エイチ・エルに
ご相談ください

サービスをもっと知りたい方

資料ダウンロード

サービスの導入を検討している方

お問い合わせ