最近の若者は飲み会を嫌がると聞きますが、見ているとそうでない人も多いと感じます。私個人としては「飲みにケーション」を取りたいのですが、やはりやめた方がよいのでしょうか。
いまは「飲み会=お酒を飲む会」ではありません。「飲み会=コミュニケーション機会」と捉えて下さい。実際に「飲み会」をやってほしいと言っている若者も多いですが、その意味での「飲みにケーション」です。ご質問者がそのように捉えておられるようなら、安心して誘っていただいて結構です。
嫌がられる「飲み会」は、強制参加で、そのうえお酒を強制させられる。長時間拘束され、聞きたくない話ばかり聞かされる。上司のご機嫌ばかり取る場になっているといった、いわば「昭和のノリの飲み会」です。
今の若者は、アルコール抜きでも気の合った人と交流できる場は好きです。つまり「参加は任意で、ノンアルコールでも楽しんで構わない雰囲気にして、短時間で切り上げることもでき、交流目的ぐらいの話題で、ほどほどの距離感を保ちながら過ごす」会にすれば良いのです。昔気質の上司としては、わざわざそんな会を催す意味があるのかとお思いかもしれませんが、それが今の実情です。部下が「飲みにケーション」してもいいと感じられるならば、上司の誘いにもついて来てくれます。「この人は自分の話を聞いてくれる、否定せず興味を持ってくれる、気を遣わないで済む雰囲気があり、その上で仕事のヒントやキャリアの話が聞けそう」と部下が感じてこそなのです。
是非こうした上司、先輩になって「飲みにケーション」を継続して下さい。
このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長