ジョブ型への移行が進むなかで、新卒や未経験者のポテンシャルをどう定義すべきか悩んでいます。特定のスキルがない段階で、将来の活躍を予測するために最も重視すべきコンピテンシーや行動特性は何だと思われますか?
特定のスキルがない段階での将来予測は、採用における永遠のテーマです。その中で最も信頼できる予測因子として挙げたいのが、ラーニング・アジリティです。
どれだけ速く、正確に学べるか。環境が変わっても自ら必要なことを学び取れるか。スキルは後から身につきますが、ラーニング・アジリティは比較的安定したパーソナリティの特性であるため、入社前に把握しておく価値があります。
コンピテンシーで言えば、「概念的思考」「変化への適応」「自己洞察力」の三つが中核です。知的能力検査で知的処理能力を、パーソナリティ検査で変化志向と学習志向を測ることで、ポテンシャルをある程度定量的に評価できます。面接だけに頼らず、複数の情報を組み合わせて判断することをお勧めします。
このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員