スキルベースの考え方を社内に浸透させるミッションが下りてきています。
従来、コンピテンシーを重視した考え方で採用や育成のプログラムを構築してきており、社員に対してスキルとコンピテンシーの違いを上手く説明できません。どのように説明すると違いを理解して頂けるでしょうか?
まずはご質問者様ご自身がスキルベース組織とは何かについてしっかりと理解してください。自分がわかっていないことを人に説明するのは不可能です。
そして、スキルベース組織がわかったら、「スキルベースの考え方を社内に浸透させよ」というミッション自体の問題点に気付くはずです。スキルベース組織ではない組織にスキルベースの考え方を浸透させるほど無意味で無駄な仕事はありません。
スキルベースは、採用や育成から始めるものではありません。スキルベースの役割付与からスタートします。そして、はじめの一歩を踏み出すために、全社員のスキルを完備し、全マネージャーがAIを活用して、メンバーの役割を柔軟に変更する仕組みを持つことが必須なのです。従来のコンピテンシーを重視した採用や育成プログラムは、そのままでは全く使い物になりません。現段階で、ご質問者様の企業の従業員がスキルとコンピテンシーの違いを理解する必要はそれほどないと思いますが、説明はとてもシンプルです。コンピテンシーをより単純な要素に分解したものがスキルです、と説明してください。
このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員