コーポレート部門の上級管理職層の評価はどのように行うべきか?
コーポレート部門とは、人事や総務、経理、法務、広報、経営企画などの部署からなる、企業の経営基盤を支える部門の総称です。一般的に「管理部門」や「バックオフィス」とも呼ばれ、直接利益を生み出す事業部門(営業など)をサポートする役割を担います。こうした部門の部長・本部長クラスの上級管理職層の評価はどのように行うべきでしょうか。
営業部門や一般社員と同じような「業務目標の達成度」だけで評価することは適切ではありません。上級管理職であれば、「組織として何を実現したか」をみることが重要です。経営をサポートすべき部門ですから、経営への貢献、全社最適への貢献が評価の軸となり、上級管理職としては担当領域の成果達成、組織マネジメントが評価対象になります。経営者としての行動ができているかも重要です。
コーポレート部門は、営業部門の売上のような数字の指標がありません。定量的なものだけでなく、定性的な項目もみるべきです。上級管理職の場合は、いまの成果だけではなく、未来を作っているかという軸も大切です。この視点からは、「何をしたか」ではなく「問題を起こさなかったか」「問題を起こさない仕組みを作ったか」を評価することにつながります。
上級管理職の評価の際には、
- 会社にどんな価値を生み出したか
- この人がいなくなったとしても、組織が強くなったか
- 今後さらに大きな経営責任を任せられるか
という観点から評価してみて下さい。
このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長