
ベーシック・リポート
パーソナリティの特徴や職務適性といった、受検者の基本的な人物像を予測するリポートです。
タレントマーケットプレイスとは何か
タレントマーケットプレイスは、企業内に「社内労働市場」を形成することを目的とした社内プラットフォームです。このプラットフォームは、従業員一人ひとりが持つスキルや経験、キャリアの目標、興味関心といった「タレント」の情報と、社内にある様々な業務やプロジェクト、空きポジション、さらには社内副業や勉強会といった「機会」を、AIなどの技術を活用して効果的にマッチングさせる仕組みを提供します。
このプラットフォームは、単に従業員の人材情報を一元管理・可視化することを主な目的とした、従来のタレントマネジメントシステムとは異なる概念を持っています。タレントマネジメントシステムが人事部門などによるデータ管理・分析に重点を置くのに対し、タレントマーケットプレイスは、タレント(従業員)と機会の能動的なマッチングを促進し、企業と従業員双方にとっての「適材適所」をより高い精度で実現することを目指します。これにより、従業員は自身の意志に基づいた多様な機会を探求し、企業は社内リソースを最適に活用できるようになります
タレントマーケットプレイスがもたらす効果
タレントマーケットプレイスは、企業と従業員の双方にメリットをもたらします。主な効果は以下の通りです。
タレントマーケットプレイスとSHLアセスメントとの親和性
このタレントマーケットプレイスの仕組みは、SHLのアセスメントと組み合わせることでより強力な効果を発揮します。TMP導入のフェーズに応じて最適なソリューションをご提案いたします。
おわりに
このタレントマーケットプレイスという仕組みは、近年日本でも導入を検討される企業が増えています。SHLでは組織の活性化・人材の流動性を高める様々なソリューションを提供しておりますので、ご関心がある方は是非お問い合わせください。
コミュニケーションスタイル尺度の作成経緯
コミュニケーションスタイルは英語で「Selling Styles(販売スタイル)」という名称の項目です。もともとは営業トレーニングコースの一環として設計されたモデルで、売り手と買い手の関係性に着目し、数年にわたりOPQとの関連性を調査して、初期モデルが発展・構築されました。 「Selling Styles(販売スタイル)」という名称が使われていますが、これは単に製品やサービスの販売手法に限ったものではありません。多くの組織での活用を通じて、このモデルはより広い意味での「影響力(インフルエンス)」、特に「指示」ではなく「説得」に関与する場面においても有効であることが明らかになっています。 たとえば、新たな提案やコンセプトの提示、アプローチや方向性の見直しなど、他者を説得する必要がある職務や状況にも適用可能です。そのため、このモデルを「Influencing and Selling Style(影響・販売スタイル)」とより広く捉え、便宜上「Selling Styles(販売スタイル)」という名称が使われています。日本では、これを「コミュニケーションスタイル」という尺度名で取り扱っています。
基盤となる3つの型
コミュニケーションスタイルは階層構造を持っており、最下層では9種類のスタイルに分類されます。
基盤となるコミュニケーションスタイルは大別すると次の3つに分かれます。
細分化されたコミュニケーションスタイル:9つの型
さらに9つのコミュニケーションスタイルが定義されています。
おわりに
人は状況によって行動を柔軟に変化させるものです。ひとつのコミュニケーションスタイルに固執するのではなく、場面や相手に応じてアプローチを変えていきます。「〇〇型」という呼び方は便宜的なものですが、ひとつのタイプに人を当てはめてしまうと、理解を狭める危険があります。
その上で、誰しもが自然と自分にとって心地よいスタイルを取りがちであり、今回紹介した9つのタイプのいずれかに偏りが出るのも自然なことです。ひとつのタイプだけでなく、複数のスタイルを併せ持つ人も少なくありません。上記はOPQから出力されるオプションリポートCHXで各タイプの得点が算出可能です。
この概念を活かせば、説得したい相手のスタイルを意識しながら、より効果的なコミュニケーションが可能になります。また、周囲との関係性を見直したい時、自分がどんなスタイルを取りやすいかを振り返るきっかけにもなるでしょう。
参考文献:
Frédéric Laloux(2014). Reinventing Organizations: A Guide to Creating Organizations Inspired by the Next Stage of Human Consciousness
フレデリック・ラルー(2018). ティール組織―マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現
測定項目 | パーソナリティ |
---|---|
所要時間合計 | 20分 |
ノルム | 成人一般、マネジャー、シニアマネジャー |
実施形態 | Web |
万華鏡30とは
受検者に対し、パーソナリティの測定結果についての詳細なコメントに加え、
「マネジメント・コンピテンシー」「感情知能」「チームタイプ」についてのフィードバック・リポートが作成される適性検査です。
パーソナリティ傾向から多彩なコンピテンシーを予測して詳細にリポートが作成されます。受検者へのフィードバックに適しています。
万華鏡30が測定する多彩なコンピテンシーは新入社員からエグゼクティブ層まで幅広くポテンシャルを測定できます。その上で、得点の算出基準を「マネジャー」や「シニアマネジャー」に設定し、その階層における相対的な受検者の「強み」や「弱み」が可視化できます。
※受検前にノルム選択が必要です。
万華鏡30は、受検システムとしてのご利用のほか、オプションリポートとしてのご利用が可能です。すでにOPQの受検がある場合、再度受検をせず万華鏡30のリポートが出力できます。
リポートについて
パーソナリティ・プロファイル
受検者の基本的な行動傾向(パーソナリティ)を30項目で測定します。
特徴を文章化したナラティブ・リポートも出力されます。
マネジメントコンピテンシー
職務を遂行する上で求められるコンピテンシーのポテンシャルを予測します。
潜在的な強み・弱みがわかります。
感情知能
感情知能(EQ)をパーソナリティの傾向から予測します。自他の感情の取り扱い方の傾向がわかります。
チームタイプ
8つのチームタイプの中で、チームで仕事をするときに受検者が果たす可能性が高い役割を、パーソナリティから予測します。
ご利用シーン
利用料金
受検料/オプションリポート出力料
4,000円/名
※万華鏡30を新たに受検しリポートを出力する場合と、過去に受検したOPQ結果を使用して万華鏡30リポートをオプション出力する場合で、料金は変わりません。
※上記費用に消費税は含まれておりません。
関連する導入事例
関連するコラム
測定項目 | ベーシック・リポート:パーソナリティの特徴・職務適性・想定される強み・弱み |
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キャリア・リポート:上下関係適性、コミュニケーションスタイル、チームタイプ |
CHXとは
OPQのデータから、様々な傾向が予測できます。
6カテゴリ、87の尺度から受検者の特徴を多角的に予測します。
ご利用場面に応じた使い方が可能です。
既にパーソナリティ検査OPQのデータがあれば、出力に際し追加の受検は不要です。
リポートについて
CHXは2枚のリポート、6つの尺度群で構成されています。
パーソナリティの特徴や職務適性といった、受検者の基本的な人物像を予測するリポートです。
利用料金
採点処理料
3,000円/名
※OPQを受検していない場合は、別途受検に関する費用が発生します。
※過去に受検したOPQ結果を使用して、CHXを出力することも可能です。
※上記費用に消費税は含まれておりません。
関連する導入事例
関連するコラム
測定項目 | ・パーソナリティの特徴 ・コミュニケーションの取り方 ・つまずきがちな場面とそのときのサポートの仕方 ・日々のサポート体制 |
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TAGとは
新入社員と、それを迎える配属先の上司や育成担当の橋渡しをするリポートです。
帳票を⾒慣れない現場社員の方も使いやすいよう、コメントでの出⼒を多く設計しています。
新入社員がつまずきやすい場面やストレスをかかえやすい状況などを、パーソナリティ検査の受検データから予測します。
既にパーソナリティ検査OPQのデータがあれば、出力に際し追加の受検は不要です。
リポートについて
人事や育成担当、配属先の上司が利用することを想定した、育成用リポートです。
パーソナリティの特徴
受検者のパーソナリティ傾向をスコア、文章で表現します。
コミュニケーションのとり方
受検者のコミュニケーションのスタイルを予測します。
つまずきがちな場面とそのときのサポートの仕方
受検者がストレスに感じやすいポイントを予測し、フォロー施策をご提案します。
日々のサポート体制
受検者のタイプとそれに適した育成担当の人物像を予測します。
利用料金
採点処理料
2,500円/名
※OPQを受検していない場合は、別途受検に関する費用が発生します。
※過去に受検したOPQ結果を使用して、TAGを出力することも可能です。
※上記費用に消費税は含まれておりません。
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パーソナリティ検査のフィードバック実施の手引きハンドブック
1on1ミーティングなどを中心として、「個」にフォーカスした能力開発の取組が注目されています。個人の特性に着目したフィードバックや能力開発を行うために、パーソナリティ検査をぜひご利用ください。 本資料では、パーソナリティ検査のフィードバックの目的、注意点、実際の会話例、よくあるご質問などをご紹介します。ぜひご活用ください(全16ページ)。
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「万華鏡30」を用いた1on1ミーティングのご提案
米国シリコンバレーの先進IT企業群で生まれ、近年日本でも注目を集めている1on1ミーティング。働き方や個人と企業の関係性が変化しつつある今、単なる進捗確認のためではなく、個人の長期的なキャリア展望や抱えている問題、能力開発や業務改善提案などについて話し合う「部下のためのミーティング」がより求められていると言えます。 本資料では、1on1ミーティングを行う意義、進め方、アセスメントを1on1ミーティングに活用するメリットについてご紹介します(全7ページ)。
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能力開発サービスのご案内
タレントアセスメントにより、受検者の能力開発に適した職務と環境、受検者の強みと弱み、好む学び方などの情報が得られて、社員一人ひとりに最適な能力開発の機会を提供できます。
アセスメント結果の(本人と指導者への)フィードバックを通じて能力開発課題と目標を明確にして、行動計画を作り、本人に前向きな行動変容を促します。
サービスの詳細はダウンロード資料をご覧ください(全11ページ)。
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アセスメントツール「万華鏡30」のご案内
当社のタレントマネジメント関連商品として、多くのクライアントに幅広くご利用いただいているパーソナリティ検査「万華鏡30」の概要資料です。20分間のWeb受検で、パーソナリティ傾向から様々なコンピテンシーを予測します。日本人成人を一般母集団とした受検者のポテンシャル偏差値の他、マネジャー/シニアマネジャーを比較母集団とした結果出力も可能です。タレントマネジメントシステムに格納する人材データ、異動・登用の参考資料、人事面談や1on1ミーティングの資料等、幅広くご利用いただけます。