日本はすさまじい少子高齢化が進んでいます。
10年もしないうちに、新卒採用での若い人の獲りあいが予想されます。その時に困らないような施策があれば教えてください。
「獲りあい」というお言葉にご質問者様の危機感が現れています。
私の考えは明確です。日本の若い人に依存しない仕組みを今から作っておくことです。まずは、外国人採用です。ご存じの通り、世界人口は年間約7,000万人ペースで増加しています。世界には若者が増加している国があります。日本人以外の若者を雇用できる体制を持つことができれば、あと50~100年は新卒採用を続けられるでしょう。
次は、新卒採用に依存しない仕組みです。今でもキャリア採用は採用ターゲットによって難易度が異なります。今後この傾向はより強まっていくと考えており、人気のないターゲット層を雇用し戦力化できる仕組みを持てば、採用に困ることはなくなります。スキルベース組織はこの問題を解消するためにできた雇用システムとも言えます。
さらに言えば、必要な人員の数を減らしていく仕組みを作ることも重要な課題です。
ここまでは採用を変えていく方法をお伝えしましたが、もう一つ重要なことがあります。誰もが入りたくなり、辞めたくなくなる評判の良い会社になることです。人気がなければ誰をターゲットにしても採用は難しいままです。
私の申し上げた案で簡単にできるものは一つもありません。しかし、これらの案を非現実的と一蹴するか、この危機感をテコに良い会社へ変化させていくかによって、10年後の勝敗が決まります。
このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員