属人的な人事評価から脱却したいと思っていますが、何から手を付けるべきでしょうか。
属人的な人事評価は悪い評価だから速やかに脱却しなければならない、とお思いでしたら、一度立ち止まって考えてみてください。属人的な人事評価が引き起こしている問題は、何でしょうか。不公平、ブラックボックス、好き嫌い、やってもやらなくても同じ、人格の否定、曖昧なフィードバックなどの思いを被評価者が持つことで、エンゲージメントが低下することなどがあげられます。評価は人が行う限り属人性をまといます。また属人的だからこそ、効果的に意欲形成を促す評価ができるともいえるのです。
重要なのは、属人的人事評価から脱却することではなく、属人性が引き起こす問題を解決することなのです。曖昧な評価を改善するには、客観的な評価基準を作る必要があります。不公平やブラックボックスを改善するには、事前に評価対象と評価方法、評価の水準に関して合意しておくべきです。好き嫌いを改善するには、評価基準となっている事象のみを客観的に評価するべきです。
問題を明確にすることから始めてください。
このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員